昔から「親がハゲていると子どももハゲる」っていうけど、迷信じゃないか?と思っていた。
僕が20代の頃、髪はフサフサだったので、親父がハゲていてもまったく危機感を感じていませんでした。しかし、今こうして薄毛に悩まされているのです。
やっぱりハゲ遺伝説は本当なんだろうか。
ここでは真実を解き明かすために、薄毛遺伝に関する話を掘り下げてみます。
▶薄毛遺伝説の真相について
結論からいうと、薄毛は遺伝すると言われています。
なぜかというと、「ハゲやすい人」と「ハゲにくい人」がいるんですよ。このハゲやすい体質が子に受け継がれてしまうと、子どももハゲる確率が上がるというわけ。
じゃあ、ハゲやすい体質って何?って気になりますよね。薄毛になるリスクがあるのは、5αリダクターゼが活発的、もしくはアンドロゲンレセプターの感受性が強い男性です。
「5αリタクターゼ?」「アンドロ・・・」ってなんやねん!って、意味不明に感じるでしょう。僕もなりました。それでは、詳しく説明していきますね。
▶5αリダクターゼと薄毛
そもそも毛が抜ける原因は、DHTという脱毛ホルモンの仕業。
DHTは、男性ホルモンと5αリダクターゼが結合すると作られるホルモンです。ちなみに男性ホルモンは、男性の体内で分泌されています。
5αリダクターゼの活性が高いと、男性ホルモンと結びつきやすいのでDHTに変換される量が増えるのです。
つまり、活発的な5αリダクターゼを持つ体質が遺伝するとDHTが多く生成されるので、抜け毛が増えやすい=ハゲやすいってこと。
また、両親の遺伝子の組み合わせで受け継ぐ確率が変わるらしい。つまりお父さんがハゲてても、母方のおじいちゃんがハゲてても、薄毛は遺伝する可能性がある。
恐るべし、元気な5αリダクターゼ・・・。
▶アンドロゲンレセプターって何?
アンドロゲンレセプターは、毛乳頭の中に存在します。毛乳頭が毛母細胞に「髪作ってや~」と命令すると、髪の原料を生成するのです。
アンドロレセプターの感受性が強いと、毛母細胞の活動が弱まります。
毛母細胞がきちんと働かないと、髪の成長を妨げるのです。つまり、ハゲやすくなる。
アンドロレセプターの感度を高くする遺伝子も、父方と母方どちらから受け継がれるか分かりません。
結果分かったのは、お父さんと母方のおじいちゃん、どっちの頭髪もチェックした方が良いです。さらに、遺伝しなくても食生活や生活習慣で薄毛になる場合もあります。
薄毛になったらもう治ることはないので、進行を遅らせるように努力するしかありません。「抜け毛が増えた」「髪にボリュームがなくなった」と思ったら、早めに対処しましょう!